ジビエコーディネーター


鹿ニュース(2021年01月10日~1月25日)

【その他】トナカイの鼻は本当に真っ赤なの?

トナカイの鼻は本当に赤いのでしょうか?東山動植物園のトナカイの元を訪ねると、残念ながら鼻は赤くなく、毛が生えていて黒色でした。飼育員によると、トナカイの鼻には体温調節のため毛細血管が集中していて、その血管が充血して赤くなることがあるとのこと。ですが、飼育員も鼻が赤くなった状態のトナカイを見たことがないそうです。トナカイの鼻はいつも赤いわけではないのですね。(2021/1/10 Jタウンネットより)

 

【利用】エゾシカ革でロングスカート、北星学園大生がCFで資金募集

北星学園大4年の久保えりなさんが、エゾシカ革のロングスカートの製品化に向けた取り組みを進めている。自己資金を開発費に充て、不足分をクラウドファンディングで募っている。シカの革で製品を作っている「24K」の高瀬季里子社長に出会い、仕入れルートを確保。スカートは体の線が美しく見える「マーメイドシルエット」など意匠にこだわり、黒と白、グレージュの3色を用意した。(2021/1/10 北海道新聞)

 

【利用】鹿肉など、「松田ブランド」に新たに3品/神奈川

松田町はこのほど、町のイメージアップや産業振興につなげる産品「松田ブランド」に、鹿肉を使ったドッグフード「やどりき森のおにく」など3品を新たに認定した。(2021/1/11 神奈川新聞より)

 

【その他】太平洋戦争中の食料不足、禁猟のカモシカ捕獲要請/富山

太平洋戦争中、富山県は猟師に、ニホンカモシカの捕獲を要請した。食料不足の中、軍需工場で働く人に肉を食べさせるためだった。国の天然記念物で禁猟だったが、値打ちがあるため猟師が最も欲しがった獲物。全国的に密猟されていたのが一転、ここでは堂々と狩猟できることに大喜びした。立山村の猟師は「昭和17年だった。『毛皮はいらない、肉だけ供出せよ。ただ、捕獲は角があるものに限る』というんだ」と振り返る。県は繁殖への影響を抑えるため、オスだけ捕獲を求める建前で指示したようだが、メスにも角がある。つまり雌雄とも捕れることを意味し、猟師は余計に喜んだ。(2021/1/13 毎日新聞より)

 

【利用】児童に シカ革の鉛筆キャップ贈る、長門の地域経営会社/山口

  長門市の地域経営会社、SD―WORLDは12日、市内で捕獲されたシカの皮をなめして作った鉛筆キャップを、地元の俵山小学校の児童に贈った。俵山地区担当の元地域おこし協力隊員で、現在は同地区を拠点に猟師として活動する中野博文さんが害獣駆除で捕獲したシカの皮を使用。中野さんはコインケースやコースターなどシカの革製品を製作しており、賛同した同社がキャップを購入して子どもたちにプレゼントした。中野さんは児童たちに捕獲した動物を無駄なく使用することの意味を伝えた。(2021/1/13 山口新聞より)

【海外】「ワピチ」は世界で2番目に大きなアメリカなどに生息する鹿

ワピチは、世界で二番目に大きなシカ。体の大きさがそのまま天敵から身を守る手段。成熟したオスは、ヒグマのような大型肉食種に捕食されることもほとんどないと考えられる。ワピチにとって欠かせないのが、角と鳴き声。オスのみが滑らかな角を持ち、繁殖期になると独特の鳴き声を張り上げて存在を主張する。激しい力比べも繰り広げ、勝利したオスだけがハーレムを作る。かつては北アメリカ大陸全域に生息していたが、年間20万頭ほどが狩猟され、個体数は徐々に減っていると考えられている。減る一方ではなく、イタリアなどに移入もされている。ニュージーランドでは、19世紀中頃にイングランドとスコットランドなどのシカがゲームハンティングのために持ち込まれたとされている。「ワピチ」というのは、アメリカの先住民の言葉で「白い尻」を意味する「ワピーティ」に由来。別名エルクと呼ばれ、特にアメリカやカナダなどでは、そちらの方がメジャー。だがエルクとはヘラジカの事を指し、別の動物。ワピチを初めて見たヨーロッパ人が、ヘラジカの一種だと誤解したのだと言われる。(2021/1/13 ガジェット通信より)

 

【利用・対策】イノシシから学ぶ「命」 シェフ兼猟師/大阪

島本町のイタリア料理店「リストランテ コンテ」。イノシシやシカの肉料理をメインに提供する。店主の宮井さんはシェフであり、20年以上の経験を持つ猟師でもある。島本町内の山林30カ所以上にわなを仕掛けている。宮井さんらが2年前に結成した島本ハンターズのメンバーたちが、獲れたイノシシをさばくため店に集まる。エンジニアの新田さんと整体師の吉田さんがナイフを使い、慣れた手つきでさばく。腸と皮以外全部使う。肉は「島本ジビエ」として販売もしており、島本町のふるさと納税返礼品になっている。島本ハンターズのメンバーは約30人。狩猟免許取得をめざす人や解体、調理の手法を学びたい人が集まっている。(2021/1/13 朝日新聞デジタルより)

 

【利用】1/15から「よさこいジビエフェア」/高知

ジビエ料理が楽しめる「よさこいジビエフェア2021」が15日、高知県内14市町村45店で始まる。よさこいジビエフェアは高知県鳥獣対策課が2014年から毎年実施。各店舗でシカ肉のローストや唐揚げ、イノシシ肉のベーコンや白ワイン煮込みなど多彩なメニューが用意される。(2021/1/14 高知新聞より)

 

【利用】ロッテリア、29(肉)の日は「ジビエ 鹿肉バーガー」発売

ロッテリアは、29日から「ジビエ 鹿肉バーガー」を発売する。同商品には「国産ジビエ認証」制度の基準をクリアした長野県の工場で適切に処理された鹿肉を使用。ハンバーグパティに鹿肉を全体の6割使用し、本格的に鹿肉の風味と旨味を味わえるように仕上げている。ソースにはエゾ鹿のひき肉を使用し、数種のスパイスをブレンドした「エゾ鹿ラグーソース」を採用している。(2021/1/14 エンタメRBBより)

 

【利用】鹿肉調理法など解説、長門でジビエ料理研修会/山口

ジビエ料理の研修会が13日、長門市の飲食店であり、市内外の旅館や飲食店などから13人が参加した。市有害鳥獣被害防止対策協議会が初めて企画した。ジビエ振興協会代表理事の藤木さんが講師を務め、解体しながら下処理のポイントや各部位に合った調理方法などを解説した。藤木さんは「ジビエに地域の野菜などいろいろな要素を加えて提供すると、この地方らしい料理に仕上がるのが魅力的なところ」と話した。調理の実演や鹿肉料理の試食会もあった。市(2021/1/14 山口新聞より)

 

【利用】鹿とパンとワインを味わう鹿肉専門ビストロが目黒に誕生

目黒にオープンした「鹿とパンとワイン Bistro STAGMAN」は、都内でも珍しい鹿肉料理の専門店。店の特徴は、鹿肉料理をあますところなく、美味しく楽しめること。猟師が仕留める鹿を一頭買いし、さまざまな部位を、あらゆる調理法で提供。シェフはお客の声を生産者に届けたり、生産者の思いをお客に伝え、お互いを身近に感じられるような橋渡しの活動をしていきたいと思っている。(2021/1/15 @PRESSより)

 

【海外】料理店や商人が豚肉をジビエと偽り販売/タイ

カンチャナブリ県からの報道によれば、サイヨーク郡にあるレストランのオーナーとムアン郡で営業する市場の商人がこのほど、豚肉を獣肉と偽って高値で売っていた容疑で罪に問われることになった。関係当局の係官が客を装ってジビエとされる肉を購入後、肉のDNA鑑定を実施したところ、野生のシカなどではなく、飼育された豚の肉であることが判明したとのことだ。(2021/1/15 バンコク週報より)

 

【その他】福井・九頭竜川の鳴鹿大堰、農業支える「鹿の角」

福井県北部の平野を貫く九頭竜川。平野と山のちょうど境目にあるのが鳴鹿大堰だ。舟形の構造物がいくつもならび、赤く細長い棒がにょきにょき立ち並ぶ。形を変えながらも平安の昔から福井平野に広がる穀倉地帯の水を支えてきた。渇水に苦しんでいた平安時代、神官たちが鹿によって九頭竜川沿いを導かれた。その鹿が3回鳴いた場所にせきを、歩いた道に水路をそれぞれ作って農業用水を得たという伝説が残っている。福井平野の扇状地の始まりに位置する治水の要所、現在の鳴鹿大堰がまさに鹿が鳴いたとされる場所だ。福井県永平寺町と同坂井市にまたがる現在の大堰は、長さ約311メートル。10年以上の歳月と総工費446億円とをかけ、2004年3月に完成した。空に伸びる棒は油圧シリンダー。伝説にある鹿の角をイメージしたといい、上下に稼働することで幅43メートル、重さ300トンというゲート4つを開け閉めして水量を調整する全国でも珍しい形式だ。(2021/1/15 日本経済新聞より)

【利用】広島産「ジビエソーセージ」通販開始/大阪

大阪市のジビエ専門店「ジンギスカンKEMONO」は1月14日、「ジビエソーセージ」の通信販売を始めた。広島の鳥獣肉解体加工施設、備後ジビエ製作所の広島産天然イノシシ肉とエゾ鹿肉を使用。スチームで加熱はされているため、解凍後はフライパンで焼くだけでジビエの味わいを楽しめる。「広島産 天然いのししのソーセージ」の購入は同店ホームページから。(2021/1/15 農業協同組合新聞より)

 

【利用】鏡野町「やま弁」冬版販売始まる/岡山

岡山県鏡野町産の旬の食材を使った弁当「やま弁」シリーズの2021年冬版「ゆきげしき」の販売が16日、同町内3施設で始まった。ジビエや特産のヒラメ(アマゴ)などを使った3種類があり、土、日、祝日を中心に2月14日まで取り扱う。「鏡野やま弁友の会」加盟の3業者が、それぞれシカ肉入りのシューマイやコロッケといったジビエ料理を使用し1種類を提供する。(2021/1/16 山陽新聞デジタルより)

 

【被害・対策】大都会に出没する野生動物の侵入ルートと隠れ家はどこだ

最近、テレビで大都市にシカなどが出没し、それを追いかけ回す映像がよく流れる。野生動物は奥山の森林地帯に生息しているが、どうやっていきなり都心に出現するのか。山岳地帯から都心まで、身を隠しながら進めるルートは、河川および河川敷、そして河川の土手に生まれた緑地帯だ。都心に入ってしまったら、隠れ家は意外なほど多い。一戸建ての空き家の庭は他人が覗き込むことも滅多にない。ときに建物の中に入れるようになり、最適な住処となる。まだまだ野生動物を都市へ導くルートや隠れ家・住処については謎が多い。都市計画の見直しが迫られるかもしれない。(2021/1/16 YAHOO!JAPANニュースより)

 

【その他】「なんでだろう」を大切に森を楽しむ/山梨

「シオジ森の学校」は、「森で遊び 森に学び 森を育てる」をモットーに2006年に開校。下澤さんは16年から2代目校長を務めている。子どもから大人まで、豊かな森をフィールドに木登りや生き物探しなど思いつく限りの遊びや体験を楽しもうという仕掛け。林業家、森林インストラクター、動植物研究者、木工作家、写真家、画家、公務員、市民ボランティアなど多彩な人たちが力を発揮し、「私(校長)の役割は皆さんのつなぎ役」と話す。雁ケ腹摺山の大峠北面を源とする沢周辺には、全国的にも珍しいシオジが群生する天然林が残っている。県は一帯を自然景観や生態系に配慮した森づくりを進める「森林文化の森」に選定し、「小金沢シオジの森」と命名し自然観察路も整備した。学校では、シオジの実生苗を参加者が家に持ち帰って2年間育て、森にかえして見守ることも。苗は大雨で流されたり、シカに食べられたりし、木が大きく育つということがいかに大変かということを、子どもたちは感じとることができた。4月にはオープンキャンパスや開校15周年記念シンポジウムを予定している。(2021/1/17 朝日新聞デジタルより)

 

【その他】Reborn-Art Festivalによるオンラインイベントが開催

2019年、宮城県石巻市・牡鹿半島で開催された芸術祭「Reborn-Art Festival 2019」。2021年は、東日本大震災から10年という節目の年。前回の2019年から今年の本祭開催に向けての架け橋となるプレイベント「Reborn-Art ONLINE」が開催される。2020年秋に石巻と北海道の大樹町で行われた、山に生きる鹿の命をいただくことへの理解を深める為に鹿笛を使って猟をする「コール猟」を撮影し、仕留められた鹿肉が料理人によりどのような料理へと昇華されていくのか、その全てを取材した全記録が公開される。また、写真家の志賀理江子による「MAKE A BIOTOPE」は、津波の塩害によって枯れ伐採予定だった杉の木々と産業廃棄物に指定された牡蠣殻を再利用し、鹿肉処理施設「フェルメント」にビオトープをつくりあげる映像作品だ。3回にわたり配信される予定。詳細は公式ウェブサイトにて。(2021/1/18 ニコニコニュースより)

 

【海外】中国の研究チーム、サーモグラフィーで野生動物を空撮

東北林業大学の科学研究チームは、初めてドローン遠赤外線画像システムを使い、内蒙古自治区大興安嶺林区で野生動物個体群を撮影した。翟鵬輝博士は16日、「初めてサーモグラフィー技術で撮影したのは数十頭のシカ科の動物だった」と取材に語った。翟氏は「このような大規模な野生動物個体群は従来の固定された遠赤外線カメラによるモニタリングでは困難だ」と述べた。汗馬国家級自然保護区管理局有限公司党支部は「ドローンの遠赤外線画像システム、高スペクトル、レーザーレーダーなどの新技術の応用により、保護区の作業員の作業効率が大幅にアップする」と話した。(2021/1/18 人民網日本語版より)

 

【利用】熱海のオーベルジュが露天風呂付き新客室

熱海のオーベルジュ「フォンテーヌ・ブロー熱海」が1月4日、新しく露天風呂付き客室2室の提供を始めた。同館は2016年に開業、「フランス料理の温泉宿」をコンセプトとしている。料理は地産地消にこだわったフランス料理を提供。海の幸が多いが、伊豆鹿のキッシュなどジビエ料理にも力を入れている。富士宮のニジマスなど地元の食材も取り入れる。食事は宿泊者以外も可。(2021/1/18 熱海経済新聞より)

 

【利用】北アのジビエや小麦、レシピセット販売/長野

北アルプスの魅力を感じてもらおうと、大町市のNPO法人とレストランが、鹿肉のローストや小麦のリゾットなどが作れる地元産食材とレシピのセットを売り出した。(2021/1/18 中日新聞より)

 

【対策】丹波・害獣との闘い、駆除したシカを有効利用/兵庫

県によると、鳥獣による農林業の被害は、2010年のピーク時には10億円近くに及んだ。シカによる林業被害も深刻で、県はシカやイノシシ1頭に最大で2万4000円の報奨金を出すなどして地元の猟友会に協力を呼び掛けている。鹿肉加工会社の丹波姫もみじには、多い日には20頭ものシカが運ばれてくる。この施設に県と丹波市はそれぞれ1300万円ずつ補助金を出している。県は加工に厳しい基準を設けている。規格から外れた肉や内臓も廃棄されるわけではなく、別の会社でペットのエサとして加工される。シカの肉と内臓をスティック状にした「丸ごとスティック」。県からも5つ星兵庫の認証を受け、人気のおやつとなっている。丹波市の古民家を改装した宿泊施設無鹿リゾートでは、ブランド化された鹿肉「丹波姫もみじ」のメニューが楽しめる。(2021/1/19 サンテレビNEWSより)

 

【利用・人物】岩見沢出身の藤島さん、シカ猟の技を新潟の離島で

新潟県の離島・粟島の粟島浦村で、岩見沢市出身の地域おこし協力隊員・藤嶋さんがシカの駆除にあたり、これまでに50頭近くを捕獲している。動物を捕る仕事に興味があった藤嶋さんは、酪農学園大在学時に狩猟免許を取得。3年生の時に、「シカ猟の達人」と呼ばれる岩見沢の猟師・原田さんを新聞記事で知り、弟子入りした。村によると、シカのいなかった島に20年ほど前、何者かがニホンジカ3頭を持ち込んだという。道内は、狩猟免許所持者の高齢化が進む一方、札幌近郊の大学で狩猟同好会が発足するなど、猟に関心を示す若者が増えている。藤嶋さんは協力隊員の任期終了後は岩見沢に戻り、原田さんと共に猟師を目指す人の指導をしたいと考えている。(2021/1/19 北海道新聞より)

 

【利用】鹿肉活用「もみじラーメン」大槌のカレー店/岩手

大槌町のカレー店どんりゅう庵は2月、同町で捕獲された鹿を使った新メニュー「もみじラーメン」の提供を始める。鹿肉メニューは鹿カレーに続き2品目。昨年、県内唯一の鹿肉加工工場が稼働した同町で、ジビエ料理の浸透が加速しそうだ。もみじラーメンは毎月第2土曜日に限定20食、鹿カレーは毎月第4土曜日に提供。原則前日までの要予約。問い合わせは同店(0193・41・1777)へ。(2021/1/19 岩手日報より)

 

【利用】新得産シカ肉入りカレー、ドリームヒルがレトルト販売/北海道

古川建設ドリームヒル・トムラウシ事業所は、同事業所が町内トムラウシで養鹿したエゾシカの肉を角切りにして、群馬県川場村特産で幻のリンゴと呼ばれる「ぐんま名月」と組み合わせてじっくり煮込んだレトルトカレー「エゾシカとりんごのスパイスカレー」を発売した。同事業所がレトルト食品を販売するのは初めて。新得町食肉事業推進協議会のメンバーが同社とリンゴ生産者とを仲介した。兵庫県加古川市のハリマ食品に製造委託している。JR新得駅舎内のステラステーションで販売している。(2021/1/20 北海道新聞より)

 

【利用・対策】山肉山分け参加者募集、オンラインで狩猟体験も/和歌山

那智勝浦町の色川地区で鳥獣被害対策に取り組む原裕さんが、捕獲されたシカやイノシシの肉を山分けするイベント「山肉山分け」への参加者を募っている。原さんは同地区出身で、クラウドファンディングなどを活用して昨春、「色川の小さな解体処理施設 だものみち」を開いた。開設前から、現地へ来てもらう狩猟体験ツアーを開いていたが、コロナ禍でオンライン方式での「山分け」を始め、今回が4回目。地区の猟師たちがわなを仕掛けるところや見回り、捕獲、解体の様子など、野生動物が肉になるまでの過程を動画で配信予定。オンラインなので、子どもでも安全に体験できる。イベントの期間(2月6~19日)の前半でイノシシやシカを捕獲、解体して発送。後半は、送られてきた肉をどう調理したかなど、参加者同士で交流する。申し込みは2月5日までに「だものみち」のホームページで。(2021/1/20 朝日新聞デジタルより)

 

【対策】185万円の返礼品「モンスターウルフ」初の申し込み/北海道

奈井江町のふるさと納税返礼品の野生動物向け忌避装置「モンスターウルフ」に、初めて申し込みがあった。必要な寄付額は185万円と高額のため、関係者に喜びと驚きが広がった。「ウルフ」は町内の機械部品製造太田精器が開発した。昨年7月に町の返礼品に追加したところ、12月末に本州から申し込みがあったという。「ウルフ」は同社が設置に行く予定。(2021/1/20 北海道新聞より)

 

【利用】信州ジビエセットで提供、西条温泉とくら/長野

西条温泉とくらは、冬季限定企画として1月20~25日、「お食事処やまぶき」で、特別メニュー「信州ジビエセット」を各日10食限定で提供する。信州ジビエの鹿肉に豆腐を練りこんで、軟らかな歯ごたえと肉のうま味が特長の特製ハンバーグステーキに仕上げた。(2021/1/20 市民タイムスWEBより)

 

【対策・人物】女性猟師の松永さん、害獣駆除に奮闘/静岡

 静岡市の松永さんが由比地区唯一の女性猟師として、イノシシやシカの駆除に活躍している。実家は果樹農家。母方の曽祖父、祖父、父も猟師で、如美さんが4代目のハンター。2018年、農作業の傍ら「自分の畑は自分で守る」と奮闘する父の姿を見て介護関連業から転身を決めた。「猟は自分一人では始められない。ベテラン猟師が元気なうちでないと教えを受けられない」と、危機感を募らせる。「後が続かないと私で終わり。自分が教えられたように、次につなげていきたい」と語った。(2021/1/21 @Sより)

 

【利用】ジビエ特産化 第4弾は『信州そば×鹿肉』 道の駅で提供/長野

ジビエ料理を新たな特産にしようと取り組む長野市の西山地域。「道の駅 信州新町」で人気なのが今月9日に登場した、シカの肉そば。シカのバラ肉をそばつゆなどで甘辛く煮込み、温かいそばに盛り付ける。西山地域では、おととし中条地区に加工センターが完成し、ジビエを新たな特産にと取り組んでいる。道の駅でも、「鹿肉ジンギスカン」に「から揚げ」などさまざまな商品を展開。今回の「そば」は鹿肉シリーズ「第4弾」で、ジビエの認知度も高まり、1日20食ほど注文がある。(2021/1/21 FNNプライムオンラインより)

 

【対策】若手“猟師”の本業は“医師”/三重

良雪雅さんは、三重県松阪市で地域を守ろうとする猟師。本業は猟師ではなく“医師”。猟師はユーチューブを使って独学で始めた。お手製のわなを仕掛け、毎日見回りを続けている。良雪さんのクリニックは、休日や夜間でも受診ができ、救急にも対応する全国的に珍しいクリニック。クリニックができる前、この地域では夜間や休日に診てもらう場合、救急車を呼ばなければ対応が難しかったという。松阪の救急医療を救うため、市の委託を受けクリニックが誕生した。休みの日には、シカやイノシシの肉を調理。自ら仕留めた命を解体して、おいしくいただくのがモットー。医師であり、猟師であるからこそ、自然のようにあるがままに生きることを大切にしたい。命をかみしめ生と死に向き合い続ける。(2021/1/21 中京テレビNEWSより)

 

【対策】JR東海、HC85系の量産車を新製 23年度までに64両

JR東海は、ハイブリッド方式の次期特急車両HC85系の量産車を新製する。安全性が向上するほか、エンジン数の削減や停車時のアイドリングストップ、ギアチェンジの解消で静寂性や乗り心地も改善。鹿衝撃緩和装置も設置する。(2021/1/21 TRAICYより)

 

【利用・人物】日本フードサービス協会、赤塚保正会長に聞く 

現在、外食産業は危機的状況に置かれている。日本フードサービス協会の赤塚会長は「コロナが収束し安心して外食が楽しめるようになるまで耐え忍ぶしかない。政府による直接的な支援が必要だ」と訴える。ジビエの利活用を目的とした「全国ジビエフェア」を今年も開催している。コロナ禍にあっても、協会として継続してジビエの利活用に積極的に取り組んでいく必要があると考えている。日本フードサービス協会は昨年11月、外食チェーン店と食品メーカーや農水産物の取引を促進する「JFフードサービスバイヤーズ商談会」を開催。全国各地の農水産物を紹介したほか、ジビエの試食も行われた。(2021/1/21 産経新聞より)

【利用】第5回ジビエ料理コンテスト/農水省

農水省はジビエ料理コンテストで、農林水産大臣賞ほか7賞の受賞者を決めた。農林水産大臣賞に選ばれたのは大阪府の専門学校生の「麻辣猪肉刀削麺」。他の受賞者は以下のとおり。「エゾ鹿の角煮~北海道からの贈り物」(下坪晏夕氏・専門学校生)、「ジューシー! エゾシカ薬膳ルーロー飯」(杏仁美友氏・薬膳コンシェルジュ協会代表理事)、「秩父鹿もも肉とサフランリゾットジャムのグリーヴエ埼玉風」(羽鳥雅晴氏・ノースコーポレーション オステリア アズーリ カーサ)、「モンゴル風猪鹿餃子 岡山黄ニラのカリカリチュイール」(菅野光起氏、加茂川有害獣利用促進協議会)、「蝦夷鹿肉のパテ~フルーツと木の実のクネルを添えて」(清水響氏・専門学校生)など。(2021/1/21 農業協同組合新聞より)

 

【利用】スタバの地域限定商品、「甲州印伝スリーブ付カップ」/山梨

スターバックスコーヒージャパン(株)は、1月27日より、JIMOTO made Series KOSHU 「甲州印伝スリーブ付カップ296ml」を山梨県甲州エリア8店舗で販売する。「印伝の山本」と共同で開発した商品。スターバックスのペーパーカップ形状の陶器カップと甲州印伝のスリーブのセット。甲州印伝スリーブのデザインパターンはサイレンの鱗をイメージし、モチーフには印伝で使われる文様だけでなく、コーヒー豆を加えスターバックスとのつながりを表現。特長ある白い鹿革の印伝は山梨県が試行錯誤を繰り返し「URUSHINASHIKA」プロジェクトからうまれた。価格は¥8,200。(2021/1/21 ZDNetJapanより)

 

【利用】鹿肉を身近な食材に テンホウが全店で提供/長野

ラーメンチェーンを展開するテンホウ・フーズと県は、国の補助事業を活用して鹿肉料理を開発しPRに努めている。メニューは竜田揚げとギョーザ。肉は美ケ原高原産の赤身。あえて「ジビエ」をうたわずに、県内の全32店舗で提供している。諏訪大社には「慈悲と殺生は両立する」という諏訪の神の説があり、「殺生は罪悪」として狩猟を忌み嫌う時代には、狩猟の免罪符として「鹿食免」を発行していた歴史がある。テンホウ・フーズでは、諏訪大社や諏訪信仰も発信しながら鹿肉料理の浸透を図っている。県との共同のキャンペーンは24日までだが、人気があるようならメニューとして継続していきたい考え。(2021/1/21 長野日報より)

 

【利用】一流シェフの味がレトルトキットになって登場

TastyTableは、「ミシュランガイド」で星を獲得したレストランや、「The Tabelog Award」で受賞したレストランのシェフが監修するレシピで、自宅をレストランに変えるミールキット。使い切り量の食材・調味料、シェフ書下ろしのレシピカードを届けることで、誰でも簡単にシェフの味を表現できるキットになっている。新キットの「Chef du Quick Menu」は、監修しただけでなくシェフ自身が仕込んだものがレトルトで届く。調理はたったの15分程度。パックを湯煎で温め、最後のひと手間を加えるだけ。第1弾として販売するのは「鹿もも肉のブラザード&ケールのインサポリート」ほか1品。締切日は2月7日。(2021/1/21 IGNITEより)

 

【利用】「混ぜご飯の素」全国区に 老舗旅館の缶詰、地場シカ肉活用/北海道

浜田旅館が商品化した缶詰が人気を集めている。エゾシカ肉など道産食材にこだわった「混ぜご飯の素」で、2018年の発売以来、累計販売数は当初計画の2倍となる2万5千個を突破。旅館による缶詰の商品化は珍しく、多角化の取り組み例として注目されそうだ。同旅館は1970年創業で町内唯一の旅館。仕掛け人は、同旅館の跡取り息子で料理長の正志さん。冬場は「日本一寒いまち」として寒冷地技術の実験を行う企業などの長期滞在客でにぎわうが、先細りする本業を補うため加工品事業の導入を決断。当初「秘境めし」として売り出したが、「炊いたご飯にまぜるだけで手軽に食べられる本格・手抜きメシ」とコンセプトを一新。コピーライターに依頼し「よーい ごはん」の商品名にし、パッケージは女性層に好まれやすいデザインに。種類は「陸別産シカ肉とフキ」ほか、計6種。(2021/1/22 北海道新聞より)

 

【その他】天武天皇の詔

『日本初期』では、諸国に対し「今後、牛・馬・犬・猿・鶏の肉を食べることは禁止するが、それ以外は良い」という記述がある。対象には豚肉、つまり猪肉だけでなく鹿も含まれていない。当時の日本では猪や鹿の肉はそれなりに食べられていたこと、禁止すれば猟師や庶民も困るし朝廷も役人も困る、ということなのであろう。一般に仏教伝来は538年とされ、天武天皇の詔より137年前になる。広く普及した仏教により肉食が禁止されてはいても、実態は食されていたということになる。(2021/1/22 農業協同組合新聞より)

 

【利用】「シカ肉おいしい」 五ケ瀬・三ケ所小でジビエ給食/宮崎

 五ケ瀬町・三ケ所小で19日、町内でとれたシカの肉を使った給食が提供された。初めて食べたという児童も多かったが、「おいしい」と好評だった。(2021/1/22 宮崎日日新聞より)

 

【利用】「熊野ジビエレストランバス」無料モニターツアー実施/和歌山

熊野ジビエレストランバスプロジェクト協議会は「ジビエ」を中心とした地産地消の地域資源を活かしたオリジナル料理を開発し、新観光資源として定着させ、熊野エリアの魅力を発信する目的で、レストランバスを運行する。観光庁の実証事業として2月13日~23日にレストランバス無料モニターツアーを開催し、次年度以降の実施を目指している。清流古座川を巡り、絶景を眺め、地元産ジビエをメインにしたスペシャルランチを堪能できる。参加条件は和歌山県在住。申し込みは2月5日。(2021/1/22 観光経済新聞より)

 

【利用】下関市促進事業10品認定/山口

地域の資源を生かした新たな商品やサービスの開発を後押しする下関市の促進事業に今年度、10品が認定され、市役所で21日、お披露目会が開かれた。お披露目会では、認定を受けた10業者が地元産ナシのチップスやシカ肉の薬膳レトルトカレーなどの商品を並べ、前田晋太郎市長らに特徴を説明した。(2021/1/23 読売新聞オンラインより)

 

【利用・対策】山里の趣 醸し出す「東みよし町東山地区」/徳島

東みよし町東山地区は、農村舞台での人形浄瑠璃公演や干し芋作りなど昔ながらの暮らしが今なお根付いている。農家民宿「うり坊」の自慢は、ジビエ料理だ。シカとイノシシの肉を使ったハンバーグの食べ比べも楽しめる。民宿を運営する木下さんは猟師の免許を持っており、狩猟から調理までこなす。教育旅行も受け入れている。民宿横には食肉加工施設があり、中にはシカの頭骨がずらりと並ぶ。子どもたちへの教材となり、狩猟から食べるまでの過程や命の大切さを伝えている。(2021/1/23 徳島新聞より)

 

【利用・対策】猛勉強で食肉工房開設 池田山ジビエ流通へ一歩/岐阜

池田町で新聞販売店などを営む内田さんが、昨年11月にシカやイノシシの食肉処理施設「岐阜ジビエ工房」を開設した。内田さんは獣害を何とかしたいと思い狩猟免許を取ることを決意。猛勉強の末わな猟免許を取得し、ユーチューブを利用してわなの作り方や設置方法を学んだ。食肉処理施設を開けばジビエを流通できると知り、ほぼ一人で施設を完成させ、保健所からの営業許可を得た。狩猟技術の継承や池田山の活用法を考える30、40代を中心とした民間団体「美濃國池田山ふるさと工房」も設立。施設では団体メンバーが、ぎふジビエ衛生ガイドラインに沿って処理を行う。技術を高めるため本格的な流通は1年後の予定だが、すでに複数の飲食店から仕入れのオファーが来ているという。(2021/1/24 岐阜新聞Web より)

 

【対策】わなに鹿、メールで通知 諏理大が実証実験/長野

公立諏訪東京理科大学の小林誠司特任教授の研究グループは、無線通信技術LPWAを活用した「くくりわなの監視通報システム」の実証実験を茅野市内の山林で進めている。設置したわなの座標を地図アプリに表示し、鹿がわなに掛かると狩猟者にメールで知らせる仕組み。昨年11月からは、新たに開発した「引き込み型」と「トリガー型」の2種類の発信機を約30個設置し、製品化に向け改良を重ねている。実験には市鳥獣被害対策実施隊員の男性が協力。「すぐに駆け付けることができるので、鹿を早く楽にしてあげられる」「いち早く狩ることで、より高品質なジビエにつながるのでは」と指摘した。(2021/1/24 長野日報より)

 

【利用】ジビエグルメ 勢ぞろい/和歌山

 南海電鉄和歌山市駅直結のスーパーで23日、ジビエ料理を販売する「ジビエマルシェ」が始まった。24日まで。県内でジビエ料理を提供している飲食店など5店の「焼肉弁当」や「みかんドッグ」、「メンチカツバーガー」などを並べた。2月20、21両日にも同じ催しがある。(2021/1/24 読売新聞オンラインより)

 

【利用】やまなしジビエを楽しもう/山梨

山梨県では、シカ食肉処理加工施設で処理され、県の基準を満たしたシカ肉を「やまなしジビエ」として認証している。2月28日まで「やまなしジビエフェア」を開催する。(2021/1/25 山梨放送より)

【利用】千葉県の「房総ジビエ」コンテスト 5メニューが優秀作品に

千葉県は「房総ジビエ」のコンテストを行い、県内外の飲食店が応募した50メニューから、書類選考で優秀作品5メニューが決まった。「さかなとおでん うおべぇ」の熊谷さんによる「シカシウマイ~山から海へ~」や、「Pizzeria e bar LEGAME」の長内翔太郎さんによる「猪のポルペッティーニのアグロドルチェ 焼きリゾット添え」などが優秀作品に選ばれた。(2021/1/25 産経新聞より)

 

【目撃情報】

・襲撃相次ぐ中イノシシが、なぜこの時期よく目撃?/新潟 11日未明、新潟・糸魚川市。「最初にシカが3頭いて、そっちを撮っていたら、奥に動く物がいて、見たらイノシシが6頭いた。」と目撃者。糸魚川市内で年明けから相次いだ目撃情報は、12件。先週も、道路を駆けるイノシシの姿が目撃されている。男女3人が襲われ、軽傷を負うなど、人的被害も出た。(2021/1/13 FNNプライムオンラインより)

・住宅街にシカ現る/北海道 江別市の住宅街に4匹のシカが現われた。シカたちは走行する車の横をさっそうと駆け抜けた。駅周辺でシカが出没するのは珍しく、近くの自然公園から来た可能性が高いとのこと。けが人や事故はないという。(2021/1/15 日テレニュース24より)

・まるで童話、雪の夜にドラレコが捉えた先導者と/長野 長野県在住の、くりすさんが投稿したツイートが話題となっている。くりすさんが雪道の夜、車の運転をしていると、突如シカが現われ、車を先導している。くりすさんは、「親切な4WDが雪道先導してくれました」とツイート。まるで童話の世界のようなお話だが、実は雪国だと結構「あるある」のよう。同様に長野県在住の方も全く同じ体験をしたことがあるのだそう。雪国の人たちにとってはこれが日常茶飯事なのですね。(2021/1/15 ガジェット通信より)